この症例は、30代女性の上下前歯の審美治療に関する9年間の経過を追跡したものです。初診時、患者様は歯並びと上前歯の色に悩みを抱えていました。歯列矯正とホワイトニングを含む総合的な審美治療を行い、患者様の希望に沿った改善を目指しました。治療後9年間の定期的な経過観察により、審美性の維持状況と口腔内の健康を継続的に確認しています。この長期的な記録は、適切な審美歯科治療とその後のケアが、長期にわたり効果を維持できることを示す一例となっています。
術前

概要
- 初診:2015年 治療当時30代女性、非喫煙者
- 主訴:上下前歯の歯並びと、特に上の前歯の色が気になる。
- 治療方針:色と歯並びの改善の目的とし、上顎は中切歯2本抜歯+ソケットプリザベーション+仮歯による形態調整+右上3~左上3番までのジルコニアセラミックブリッジの装着。下顎は前歯1本抜歯+マウスピース矯正。犬歯ガイドを目指す。
- 治療期間:矯正も含めて半年。
- 費用:
術後

当初アングル1級、上下左右親知らず+第一小臼歯の計8本を抜歯して、ワイヤー矯正+ホワイトニングを考えていました。しかし、抜歯の本数、年齢的な問題(動きが悪かったり、歯根に問題が生じることあり)、確実な色の改善、期間、遠方からの通院を考慮し、患者さんと相談した結果、患者さんがセラミック矯正を選択された経緯があります。結果的に口元のこわばり、色、歯並びはかなり改善されたことがわかる。メンテに移行
術後9年後

コロナ禍で1年程来院が途絶えましたが、歯茎の退職やセラミックの破損も認めす、審美面の維持はされているようです。ただ下前歯スリーインサイザルという治療を採用したため、若干のブラックトライアングルと歯石が付きやすいことが気になるのことです。今後気になるようであれば、下前歯もセラミック矯正を行う予定です。
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