インプラント
インプラント治療に対する考え
インプラント治療に対する考え
インプラントだけではなく、すべてのことにおいて、いい面悪い面があると思います。私が思うインプラントとは、不幸にして歯を喪失した場合、他の残存歯を守る、健康増進のための咀嚼を守るためのものだと考えています。寝たきりになったりとか、大病を患ったりとか考えるんじゃなくて、そうならないようにするためのものではないでしょうか?実は、寝たきりで残存歯に問題が生じた方が、もっと大変になることも理解しておいたほうがいいと思います。ですから、そういった悲観的な考えの方は、予め全部歯を抜歯して総入れ歯になっておくほうが賢明でしょう。極論、どうせ死ぬんだからといっしょです。そのため、インプラントは、快適な人生を送るための一手段と言えます。
意外に思うかもしれませんが、圧倒的に総入れ歯の人に比べて、歯がある人、インプラントでかめる人のほうが長生きしている割合が高いのです。昨今の超高齢化社会、死因ベスト5に誤嚥性肺炎が、入っていることも頷ける話です。もし、寝たきりが心配とかであるなら、そういうことに対応したツーピースのインプラントを入れるべきです。スリーピングや、オーバーデンチャーに移行可能ですから。また、ごく稀にインプラントが身体にあわないという方がいるらしいですが、そういう場合は撤去すればいいだけの話です。今は、昔と違ってある程度簡単に撤去できるツールもあります。後戻りができるのです。まあ、どうしてもインプラントに拒否反応があるという人は、自然の流れ(入れ歯、ブリッジ、何もしない)を選択すればいいだけのことです。しかし、口の中が保険の金属だらけの方が、いろいろな面で問題が生じやすいということも明記しておきましょう。いずれの決定も自己責任だと思います。
最後にもし自分や家族が不幸に歯を喪失した場合、今のところはインプラントを第一選択肢にすると断言できます。移植は希望しません。これが、本音です。